インプラント
日本口腔インプラント学会専門医・指導医が治療
当院でインプラント治療を担当するのは、日本口腔インプラント学会専門医・指導医の資格を持つ院長です。
インプラントは、外科手術を伴う難しい治療。特に、インプラントを埋め込むあごの骨の周辺には、重要な血管や神経が集中しています。こうした組織を傷つけることなく手術を成功させる意味でも、優れた技術と豊富な治療経験を持つ院長が手術を担当したほうが、より安心でしょう。
日本口腔インプラント学会専門医・指導医の資格は、技術・知識・実績に関する厳しい資格条件と審査・試験を経て合格した歯科医師しか取得できません。
保存・補綴・口腔外科学会など日本歯科界の主な学会が集まる日本歯科医学会専門分科会の他の学会において、学会員の10~20%が専門医を取得していますが、本学会で専門医は6.7%、指導医にいたっては1.3%しか取得していません。安心して治療を受けていただけるよう、当院ではこういった特別な資格を持つ院長が治療を担当しています。
(※2020年現在)
過去に「インプラントはできない」と言われた方もご相談ください
過去に「インプラントはできない」と言われたことがある方も、まずはご相談ください。私たちであれば治療できるケースがあります。
インプラント治療ができない場合の主な原因は、インプラントを埋め込む部分に十分な骨がないこと。こうした問題を抱えた方々にも治療を受けていただけるよう、当院では「GBR法」「サイナスリフト」「ソケットリフト」といった骨を増やす治療を、専門資格を持つ院長が提供いたします。これらの治療は、優れた技術が求められる難しい治療です。歯科医師なら誰でもできるわけではありません。
過去にインプラント治療を断られた方でも、治療を受けられるかもしれません。諦めずに、ぜひご相談ください。
大学病院・インプラント専門医院との連携
私たちは、「新潟大学医歯学総合病院」とインプラント専門医院「マロ・クリニック東京」、両院と連携してインプラント治療を提供しています。
難しい症例であっても、基本的には当院で対応できます。必要に応じ、専門医院から歯科医師を招いて治療を行うことも可能です。
静脈内鎮静法による、うたた寝状態での手術
インプラントは、手術を伴う治療。そのため、痛みや手術への恐怖を感じている方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで、私たちは「静脈内鎮静法」という点滴麻酔を導入しています。この点滴がかかると、うとうとと、うたた寝をしているような状態になり、眠っている間に手術が終了。恐怖心や痛みをほとんど感じません。
眠っている間に手術が終わり、痛みもほとんど感じない当院の治療なら、「インプラントは怖い」と治療をためらっている方にもご安心いただけるものと思います。
点滴だから、術後の腫れや痛みを軽減できます
薬を正確に一定量注入するシリンジポンプ
インプラントの手術後、少しでも腫れや痛みを抑えたい…。そんなご希望をお持ちの方に、当院では、以下のような点滴をご提案できます。
- 腫れ止め
- 痛み止め
- 抗生物質
- 栄養補助(高濃度ビタミンC、マイヤーズカクテル)
飲み薬の場合、服用してから分解・吸収されるまでに時間がかかるもの。しかし、血管に直接流し込む点滴なら、より早く、そしてより良く効きます。術後の負担を軽減できる上、術後の傷の治りを促進する効果も期待できます。
安全な治療を目指し、さまざまな設備を導入
インプラント治療は、外科手術を伴う難しい治療。だからこそ、安全性をより高められるように、私たちは各種設備をそろえて治療に臨んでいます。
歯科用CT
手術中に誤って神経や血管を傷つけてしまうと、重大な事故につながる可能性があります。そのため、インプラント治療では事前に綿密な検査が必要となります。当院では、歯科用CTによるCT撮影を実施。あごの骨の厚みや高さ、神経の位置について、正しく把握できるよう努めています。
インプラントシミュレーションソフト(SimPlant®)
CT検査のデータをシミュレーションソフトに取り込むと、お口の中の見えない部分まで、3D画像でリアルに再現できます。その画像上で、あごの骨の量が十分かどうかに加え、周辺の歯の根の位置や神経・血管の位置を把握。シミュレーションを通し、どこにどんなふうにインプラントを埋め込むか、理想的な手術計画を立てます。
インプランター(インプラントエンジン)
インプランターとは、コンピューター制御されたミニドリルのことです。狂いなくあごの骨に穴を開けられるように、当院ではノーベル、インプランターネオ+の2台を用意しています。
ピエゾサージェリ―
ピエゾサージェリーは、超音波の振動を使って骨を削る器具です。従来の器具に比べ、「骨、血管、神経といった組織を傷つける心配がない」「削る深さをコントロールしやすく、削りすぎを防げる」「傷口が小さく、出血も少なく済むため、細菌感染のリスクが少ない」といったメリットがあり、お体へのご負担が軽くなります。
カプノメーター付生体モニター
生体モニターAccumil V6000シリーズ
(フクダコーリン社製)
手術中は、顔色など、患者さまの顔色を確認するだけではお体の状況を管理しきれないことがあります。そこで当院では、従来の生体モニターだけでなく「カプノメーター」も導入しています。
生体モニターを使うと、心拍数・体温・血圧・酸素飽和度・心電図を常に測定・記録することが可能です。
カプノメーターは、全身麻酔が必要な大きな手術に用いられる、高精度の生体モニター。一般的な生体モニターの場合、呼吸の低下や停止を認知できるまでにタイムラグがあります。その点、肺から排出される二酸化炭素濃度を測定しているカプノメーターは、タイムラグがほとんど生じません。ほぼリアルタイムで呼吸の状態を確認できるのです。手術中に万が一何らかの異変が起きたとしても、迅速に対処できる分、より安全に手術を進められます。
手術中の重大な事故を防ぎつつ、より安全かつお体へのご負担を抑えた治療ができるよう、私たちは各種設備を取りそろえて手術に取り組んでいます。安心して治療をお受けいただければ幸いです。
10年間の保証をご用意しています(オプション)
私たちは、人工歯根(インプラント)治療に対し、第三者機関・ガイドデント社による10年間の保証制度を導入しています(※任意保険)。
インプラント治療が終わった後、本来の機能が果たされることなくインプラントが壊れたり、事故によって人工の歯が壊れたりした場合、補償限度額まで無償で再治療を受けていただけます。患者さまの転居などにより、主治医による再治療が受けられない際には、認定ドクターのネットワークより歯科医師をご紹介。
こうした保証があると、なおのことご安心いただけるものと思います。気軽にご相談ください。
※この「インプラント10年保証制度」を利用して再治療を受ける場合、「定期健診を受けていただいている」という条件が必要になります。
当院のおすすめ治療
「All-on-4(オールオン4)」
「抜くしかない」と言われた歯も残せる可能性があります
多くの歯を失ってしまった方がインプラント治療を受ける場合、あごの骨に埋め込むインプラントの本数が多くなり、治療費用やお体そのものへのご負担が大きくなります。
そうした理由から、やむを得ずインプラント治療を諦め、入れ歯を選択される方も実際にいらっしゃいます。しかし、中には「入れ歯ではしっかり物を咬めない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこでお勧めしたいのが、「All-on-4(オールオン4)」というインプラントの治療方法です。
例えば、下の歯をすべて失ってしまった場合、従来のインプラント治療では10本以上のインプラントをあごの骨に埋め込む必要がありました。しかし「All-on-4」なら、最少4本のインプラントを埋めるだけで済みます。この方法なら、治療費用を大幅に抑えられる上、お体にかかるご負担も軽減できます。
加えて、「All-on-4」では傾斜埋入(けいしゃまいにゅう)という方法でインプラントを埋め込むため、あごの骨の量が少ない方でもインプラント治療を受けられる可能性が上がります。
ご興味がございましたら、気軽にご相談ください。
インプラント治療は医療費控除の対象です
「医療費控除」は、納税義務者本人もしくは本人と生計をともにする親族が1年間(1月1日~12月31日)に医療費として支払った金額に応じ、一部を還元するという制度。支払った医療費が10万円(※)を超えた場合、確定申告の際に所得控除の対象になります。
還付を受ける場合は、確定申告を行う必要があります。その際に、医療費の支出を証明する書類(領収書)が必要になりますので、領収書はどうぞ大切に保管しておいてください。
インプラントは自費診療である分、治療費用が高額になりがちです。しかし、医療費控除の対象となる治療でもあります。ぜひご検討ください。(※200万円が上限)
- 治療名
- インプラント治療
- 治療の説明
- 失われた歯のあごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯(かぶせもの)をつける治療法です。
- 治療のリスクや副作用
- 手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。手術後にメインテナンスを継続しないと、インプラントが抜け落ちる可能性があります。インプラントは問題なくてもインプラントとかみ合うご自身の歯に不具合が出る場合があります。
- 治療の価格
- インプラント埋入200,000円(税別)、上部構造(かぶせ物)160,000~220,000円(税別)
インプラント治療の流れ
- 1Step.1検査
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検査器具やレントゲン、CTで、歯やあごの骨の状態を調べます。
- 2Step.2治療計画の説明
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歯やあごの骨など、お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
- 3Step.3手術
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インプラント本体をあごの骨に埋め込みます。
- 4Step.4人工の歯を装着
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インプラント本体の上に人工の歯を装着します。
- 5Step.5メインテナンス
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インプラントを長持ちさせるために、定期健診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。